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事業をはじめたいのですが、個人事業と会社事業とどちらを選ぶべきでしょうか。

A一般に、個人事業には、「開業時の費用・手続きが少なくて済む」、「開業後の手間も簡便に済む」などのメリットがありますが、逆に、「法人に比べ、信用力が劣る」、「まとまった事業資金が集めにくい」といったデメリットがあります。
 一方、会社事業(法人)には、「個人に比べ、銀行や取引先などに対する対外的な信用が高く、求人面でも有利である」というメリットがある反面、「設立までの手続きが複雑で面倒である」、「事業開始時に資本金が必要である」といったデメリットがあります。
 税務面では、個人事業は「儲け(所得)に対し、累進課税が課される」のに対し、法人は「儲けに対し、一定の税率が適用される」ため、儲けが大きくなると法人の方が有利になります。
 以上のように、個人事業と法人では、それぞれにメリット・デメリットがありますので、事業開始時に、個人事業と法人のどちらを選択するかを決定するにあたっては、様々な観点から検討を行う必要がありますが、決定にあたっての最大のポイントは、なんと言っても、「これから始めようとする事業が、法人である必要があるかどうか」です。具体的には、次のような場合には、法人を選択したほうが良い(ないしは、選択すべき)と言えます。

・取引を行う際に、信用度が重視される。(法人であることが、取引条件である場合には、法人にせざるをえない。)
・事業開始当初から、多額の資金が必要と見込まれる。
・事業開始当初から、(多くの)従業員を雇う予定である。
・事業開始当初から、比較的多額の利益が見込まれ、以後も、事業を拡大していくことを予定している。

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